やまなみハイウェイを抜けて黒川温泉へ。雨が次第に強くなってきて、視界が…。
本日の宿は、黒川温泉の温泉街からちょっと外れたところにある『旅館山河』。
外れているといっても、本来なら温泉街から歩いていけるキョリ。ただ、この日は
橋が工事中。ぐるっと迂回して到着したのは、緑深き中にたたずむひっそりとした
建物。
外れにあるからこその閑静な雰囲気と広い敷地がとても贅沢。
温泉・お食事・雰囲気、どれも満足な滞在に。
仲居さん達はなんだかおばちゃん的サービスで、漂う空気はアットホームで。
翌朝、目がさめると窓の外に一面の雪!
2月中は雪が積もっているという黒川温泉も、3月も半ばになって、予報もなく
降るのは珍しいとの事。
いそいそと朝食前と朝食後に露天風呂に。あこがれの雪見露天風呂。最高。
チェックアウト時間の10時までゆっくりして、黒川温泉街を散策。
黒川温泉はこじんまりしていながらも、それぞれの旅館が協力してひとつの温泉街
を作り上げている空気が伝わって来て、とってもあたたかな印象。
ウィンドーショッピングをしたり、美味しいパティスリーでシュークリームを堪能
したり…。ひととおり一周して、温泉街を後にします。
『旅館 山河』
tel: 0967-44-0906
それぞれ趣の異なるお風呂は、内風呂・露天合わせて全部で7つ。
その内の3つは貸し切りも可能で、オススメは「六尺桶風呂」。
滝が流れる音を聞きながらの家族露天風呂。家族風呂って、敷地
の隅にあったりしがちなのに、ここは開放感溢れる緑の中。
薬師の湯としても知られる黒川温泉。
この頃、私は妊娠による体質変化で、いまだかつてない程、肌が
乾燥するようになっていて。お風呂やシャワーの後、数分しない
内に肌がびりびり痛んでいたのが、ここで温泉に入った後は何十分
経っても、しっとりなことにびっくり。
勿論、自宅に帰ったら元に戻っちゃったんだけど、あの感覚は
結構衝撃的で。
雪残る出発の朝、天気はいいものの、やまなみハイウェイは止めた方がいいという
旅館の方のアドバイスを受け、県道387号を北上することに。途中で見つけたのが、
小黒三郎組み木館『ズートピア』。
不勉強で知らなかったのですが、世界で活躍している組み木作家の小黒三郎さん。
あたたかで、やさしいタッチの組み木やパズルがたくさん展示・販売されていて。
一瞬でその魅力にやられてしまいました。記念に私の干支でもある馬の組み木を。
またひとつ、いい出会い。
『パティスリー麓』
熊本県阿蘇郡南小国町黒川温泉川端通り6610
tel: 0967(48)8101 fax: 0967(48)8102
注文を受けてからクリームを注入してくれるそば粉シュークリームは、
今まで食べたシュークリームの中でもトップクラスの絶品!
ぱりぱりのシューに、バニラビーンズ香るクリーム。
東京で売り出したら、たちまち大人気だろうなと余計なことを思いつつ、
地元の地鶏卵と新鮮ジャージー牛乳を使った出来たてだからこそで、
東京ではこの味は出せないのかもしれないな。
焼きたてアップルパイも、お土産にした焼き菓子も絶品。黒川に行ったら是非。
まるたけhome
お食事写真15枚。
1:先付
2:桜豆腐
3:碗盛グリンピースすり仕立 4:お造り(馬刺!桜鯛!)
5:ヤマメ塩焼き
6:桜鯛大和蒸し銀餡掛け
7:蓋物
8:鍬焼き用の鍬!
9:肥後牛!茄子、椎茸など
10:酢の物
11:桜麺竹筒射込み
12:竹の子寿司
13:手製マンゴープリン
14:朝食です
15:野菜せいろ蒸し
薬師の湯。
夕食は部屋で。山の幸、海の幸が懐石料理は、優しい味でどれもとっても美味しくボリューム満点。
写真も撮りきれなかったので、実際のお料理はここで写真で紹介した以上の数。
おなかいっぱいになりながらも、胃にもたれない自然の味。
朝食は広間で。ジャージー牛乳、熊本名物からしれんこんをはじめ、温泉卵に煮しめ、白いご飯が進むおかずがいっぱい。
こちらも名物の「野菜せいろ蒸し」。何もつけずに充分美味しいのは、野菜本来の味がしっかりしているからかな。