『地水庵』
岩手県西磐井郡平泉町平泉字衣関1-3
各地からそば好きが訪れるという、東北屈指のお蕎麦屋さん。
内装など、こだわりが隅々まで行き届いているのが見えるので、
若干堅苦しい印象も受けたけれど、雰囲気はゆったり。
席に着いてからも結構待つので、店内に置いてある旅行誌など
JR東日本の駅構内によくポスターが貼ってある『三連休パス』。
東日本全線乗り降り自由で指定席も4回まで乗車できて26000円也。
一度使ってみたい+縁がない東北を旅行してみたい+平泉の中尊寺金色堂に行ってみたい。
せっかく行くなら雪の東北を満喫しようと、選んだのは極寒2月の連休。
事前に三回分だけ指定席を予約して出発したものの、それも旅の途中で変更して。
途中で何度も何度も下車したり、予定変更にもフレキシブルにも対応できて、お得感満載なのでした。
それにしても、東北はJR東日本なので、発車ベルが山手線と一緒だったり、Newdaysがあったりと、なんとなく日常が舞い戻ってくるような不思議な感覚。
スキー客でほぼ満席の東北新幹線。
一ノ関で在来線に乗り換えて、到着した平泉。
駅前ロータリーで中尊寺行きのバスを探すと、一時間に一本…。
やっと乗れたと思ったバスはなんと路線を間違えていて、
あわてて降ろしてもらい、結局歩いて行くことに…。
最初から歩けば良かったのに、すでに若干疲れモードなワタシタチ。
歩けないことはないけれど、中尊寺までは結構な距離。
国道なので道もたいして面白くない。
中尊寺と書かれた石柱を見つけて喜んだものの、それは序の口山の入口。
そこからの坂が結構キツく、情けないことにへろへろ。
こりゃウチの親とかはは無理かも…。
山一体に寺院が広がる中尊寺。広い!
を読みつつ、ゆったり構えるのがいいかと。
せいろ、ぶっかけ、野菜天ぷら、三品とも
美味。見た目も美しかった天ぷらは是非。
中尊寺から平泉駅へ向かう国道沿い。
東 京 ▶▶▶ 一ノ関 ▶▶▶ 平 泉 ▶▶▶ 花 巻 ▶▶▶ 花巻空港
【東北新幹線】 【東北線】 【東北線】 【東北線】
併設の展示館は所蔵品が充実していてとっても面白く。
休憩所で売っていた小岩井乳業の牛乳びんを飲んでひと休み。おいしー。
そば処『地水庵』で昼食をゆっくり頂き、
列車の発車時間を見ながら、平泉駅までてくてく歩いて戻ることに。
国道を逸れて歩くていくと、広がっていたのはのどかな田園風景。
まるたけhome
今日のお宿は花巻温泉。
あまり考えず、観光ができるかと花巻駅で下車してみたものの、
温泉街は少し離れた場所にあって、とても歩いていける距離ではなく。
駅周りも何もなく閑散としていて、おみやげ屋さんもない。
悔しいので駅のコーヒースタンドでずんだジェラードは堪能。
昔からの温泉旅館といった風情の『美翠館』が、一日目の宿泊地。
雪積もる中、温泉にゆっくり漬かってから食堂で食事。
さりとてて特筆すべきところは無かったけれど、
すきやき・天ぷら・お刺身・茶碗蒸しetc…ビバ!温泉旅館なごちそうで満腹に。
座敷では、同窓会の宴会など催されていて、にぎやかで楽しそう。
温泉入って、マッサージ受けたりして、早めに就寝…。
義経が晩年をひっそりと過ごしたと言われている場所。
いよいよ小さい頃から行ってみたかった金色堂とご対面!
…あれ?事前の勉強不足を棚に上げてナンですが、
金色堂そのものは近代的な建物で覆われていて、
しかもガラス越しにしか見学できず。
東北の深い雪から遺産を守る為には致し方ないのだろうけど、
山の奥深くに金色に光る神秘的な御堂を想像していただけに、
正直ちょっとびっくりというか拍子抜け。
しかもショックが大きかったからかあまり印象が残っていない…。
世界遺産に登録されるかで盛り上がっていた時期でしたが、
金色堂だけを取り出すと、私的にはイマイチ感が残ったのでした。