三日目。旅館でガイドブックを読んでいたら、青森県立美術館に行ってみたくなり、
当初の予定にはなかった青森に向かうことに。
青森駅から路線バスに乗って美術館前で降りると、
見えたのは真っ白な雪の中にそびえ立つ真っ白な建物。
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美術館からバスに乗って古川バス停で下車して、
昔ながらの問屋街や市場が集まる横丁へ。
平日の方がもっと活気はあったのかもだけど、
それでも、アジアな市場のリアルな空気が強くて面白い。
手作りの海鮮系の佃煮や、おつまみ系のイカ揚げとかわはぎを購入。
そこからほど近くの雑貨店2階の奥のカフェ、
『cafe quatre』(017-723-3688/青森市古川1-16-2 2F)にて、
かぼちゃのチーズケーキとカフェオレを頼んでひとやすみ。
自由が丘にあったら繁盛しそうな、
内装も雰囲気もかわいらしいカフェ。
でも、自由が丘じゃ似たようなお店もあるから、
ここにあるのがやっぱりいいんだろうな。
正直、それを見ただけでゾクゾク。来て良かった!
でも人の気配が全くなく、今日は祝日だけど月曜日だし果たして開館しているのかしら、とドキドキ。
おそるおそる近づくと、開いてました。ほ。(注:定休日は毎月第2、第4月曜日。この日が祝日の場合は、その翌日)
中に入ると、フォント、ピクト、消化器やエレベーター、
コインロッカー、隅々までデザインされていて。
VIはBluemarkの菊地敦己氏によるものだそう。
佐藤可士和氏がロゴマークを手掛けた新国立美術館に
似た雰囲気もあるけれど、
これでもかと隅々まで徹底されているのは気持ちよい程で。
しかも敷地も広くて天井も高い。
こんな贅沢な土地使いは東京では難しいだろうなぁ。
六本木の国立新美術館も大きいし、
清澄白河の東京都現代美術館も広々しているけれど、
この森の中にぽーんとある感じは、
青森という土地の良さが全面に出ている気がして。
企画展は開催していなかったので、常設展を観覧。
空間の使い方が絶妙で、歩いているのが心地いい。
棟方志功、奈良美智、寺山修司、シャガール、etcetc…。
東北出身のアーティストも、そうでないアーティストの作品も豊富で、ゆっくり楽しめました。
過去にそんなに沢山の美術館を訪れてはいない私だけれど、ここは間違いなくベストスリー入り。
この存在を、もっとたくさんの人達に知ってもらいたい!そう思わせる力のある美術館でした。
青森県立美術館 <公式HP>
青森市安田字近野185 Tel 017-783-3000 (代表) Fax 017-783-5244
青森からいよいよ帰京の途へ。
仙台で下車して向かったのが、主人オススメの牛タン店『真助』。
(022-268-0790/宮城県仙台市青葉区中央1-8-32 京屋ビル 2F)
細い階段を登ったところにあって、わかりにくいですが、
やわらか牛タンがとっても美味しく。タレと塩と選べます。
最後の最後で仙台駅の『ずんだ茶寮』でひとやすみして、東京へ…。