まるたけスペシャル 「結婚」。結婚にまつわる準備もろもろ一年間のキロク〜にわかウェディングプランナー奮闘記
まるたけスペシャル 「結婚」。結婚にまつわる準備もろもろ一年間のキロク〜にわかウェディングプランナー奮闘記
つたえる、こと。
招待状で伝えたかったのは、当日の流れ。
結婚式への参列と、その後パーティの出席をお願いするために。
式終了後、一駅ほど離れているパーティ会場へ皆さんで移動して頂くこと、
ご祝儀は辞退して、パーティの心付けとして五千円を式の受付で頂くこと、
感謝の気持ち以外に、伝えたいことが色々あって。
受け取る皆さんは、そこまで気にしてなかったりするのが、ホントのところ
なんだろうけど、移動が大変じゃないかとか、表現が誤解を招かないかとか、
当事者にしてみれば気になるのが正直なところで、二人で一字一句けんけん
がくがく。ただ、言葉を選んでいくことで、二人の考えが明確になったり、
まとまっていったりもしたのも事実なのよね。
式次第
式の進行自体は、教会の定型が勿論決まっているけれども、式次第
で工夫できることはないかしら。
参考になったのは、同じ教会での結婚式の見学。300人キャパの
大聖堂だからできること。おおよその流れと、式次第に何が載って
いれば参列者がわかりやすいか、なんとなくわかって。
あと見学して良かったのは、笑顔を意識するようになったこと。
むちゃくちゃ緊張されていた花嫁さんと、終始笑顔の花嫁さん、
二人の花嫁さんを見たのだけど、全体の雰囲気が随分変わって。
特に最後にバージンロードを戻るとき。自分の時は友人に手とか
振ってた気が。くだけすぎたかな(笑)。
そういえば、私達の時も、見学にいらしていたカップルが。
招待状、式次第、ウェルカムボードから披露宴の献立などなど…。すべて自宅(…とこっそり会社)のプリンタ
ーで印刷して。二度程インクがなくなりながら、いい仕事してくれましたエプソンの家庭用プリンター。
他にもお世話になったのは、王道の伊東屋、東急ハンズ、世界堂、ユザワヤ、鳩居堂。
京都の田丸印房とNokiro-art-netさんにも感謝。
プロのクリエーターみたいには仕上げられないけれど、図画工作好きな私達なりの、手作り感溢れるものたち。
コンセプトができた後は、文章を考え、文字のフォント、改行の位置も推敲して、紙を選んで、消しゴムハンコ
を作って押して。いやー良く頑張りました。
ウェルカムボード
ウェルカムボードは、結婚の記念に主人がプレゼントして
くれた書をもとにして。
京都西陣の『nokiro-art-net』という、クリエーターの作品
のプロデュースショップで作ってもらった、名前の一文字を
入れた書。何とも味があるいい字。
スキャニングしてPCで文字を入れて、お気に入りの額縁に
入れてできあがり。シンプル・イズ・ザ・ベストなボード。
今も居間に飾っています。
制作日記。
式の二ヶ月前に皆さんに送ったのは、招待状、返信ハガキ、お心付け用の封筒。
伊東屋や東急ハンズでたくさんの封筒と用紙を買ってきて、何度も試し刷り。にじみ具合など、質感だけで選ぶと
わからなかったりで。結局、イチバン統一感が出たのが、それぞれ別のお店で買った紙。
お心付け用には、ちょうど半分折りのお札が入る封筒を鳩居堂で発見。雰囲気のある和紙に「鳩居堂製」の印刷。
ステキ。
さて印刷。用紙が厚いものだから、手で押さえながら給紙のアナログ作業…。突然の大仕事に何度か紙づまりを
おこしたものの、良く壊れないで頑張ってくれました…。
用紙は基本的に全部無地。これだけだと味気ないので、京都の田丸印房で買った印鑑と、手作り消しゴムハンコ、
Nokiro-art-netでオーダーしたハンコをを押して。ひたすら押して。特にお心付け袋とハガキは、メッセージと
名前が書き込まれて、戻ってくるもの。6種類の柄を用意して、その人のイメージに合わせて押して。
最後に和紙で作った桜をしのばせて。使ったのは、本来は便せんなどを抜く桜の形のパンチ。でも抜けた紙が
とっても可愛くて、使わない手はない。封筒を明けたらはらはらこぼれるように。
▲わかりにくいですが、4種類の色で作りました