まるたけスペシャル 「結婚」。結婚にまつわる準備もろもろ一年間のキロク〜にわかウェディングプランナー奮闘記
まるたけスペシャル 「結婚」。結婚にまつわる準備もろもろ一年間のキロク〜にわかウェディングプランナー奮闘記
そんな時、家の近所にそびえ立つ教会を訪ねてみることに。二人ともクリスチャンでは
ないので、カトリックの教会では挙げられないと考えていたのだけど、地域振興のため
に近辺の住人については、信者ではなくても挙式を行っているとのこと。おお!お寺も
そうだけど、教会って、元々地域に根付いている存在なのだよね。寺子屋みたいなこと
をしていたりするわけだし。
こんなチャンス、といったら言葉が違うかもしれないけれど、これも縁。家から歩いて
行ける距離も、駅から5分の立地も、都心へのアクセスの良さも含めて、心は決まって。
挙式は自宅近くのカトリック教会にて。主人が一人で暮らして
いた家に、結婚後に一緒に住むようになったので、当時の立場
では新居の近く、ということになりますが。
プロテスタント系の私の母校に、卒業生だけが式を挙げられる
大きなチャペルがあって。結婚式慣れしていない在学中に何度
か式を見かけたり、先輩の話を聞いたり。そこでの挙式を漠然
と想像したりするのは20代女子にとっては自然なことで…。
私の希望の場所でと言ってくれた主人と、久々に大学来訪。
ただ、二時間半かけて通学したその大学は武蔵野のはずれ。
挙式ができる日時は決まっていたので、年配者も少なくない
教会での挙式についての段取りや用意あれこれは、お世話係
の方達をはじめ何度か事前に打ち合わせを。
その中の一つ、お花の装飾。手配を一括して引き受けている
という商店街の『赤キ屋』で、過去の写真を見させてもらう。
壇上に置くお花の種類や数によって、壇上が豪華に見えたり
寂しく見えたり。寂しく感じるといっても、少なくても一基20000円とか結構高い。そりゃそうよね。ふむ。
考えているときに、娘さんが式を挙げたという世話役の方が、
置かないのもシンプルでいいですよとおっしゃっていたので、
なるほどと思い切って何も置かないことに。
実際に当日を迎えてみると、お花がある姿と比べてしまわない限りは、寂しい印象は全くなく。厳粛な雰囲気を
醸し出している石造りの壇上は、それだけで充分な存在感。
その代わり、ゲストの視線に近いお花をちょっと豪華に。
遠方からのゲストのことや、自分達も含めて挙式後の移動がものすごく大変なこと、などなど考える点も多くて。
とはいえ、会社の方や友人達もお招きした披露宴の予定はなかったので、結婚式場というのもイメージできず。
ただ、式を挙げるには結婚講座を受ける必要があり、横浜山手の教会に三たび通うことに。
講座は一回約二時間程で、神父さんの話や、グループワーク、先輩夫婦の話などなど。
毎回結構参加者がいて。初対面同士で「夫婦生活について話し合う」なんて時間は、相当
照れ臭くもあるのだけど、日常と異なる方達との交流も新鮮で。
3週連続は大変かもと思っていたのが、あっと言う間。山手の歴史ある教会に行く機会も
そうそうないし、帰りに元町・中華街なども観光もして、ちゃっかり楽しんだりして。
▲結婚講座修了証。
わら半紙にコピーな
簡素さ。これも記念。
▲可愛い兄妹が大役を!
ひとつは、バージンロードの両脇。通常よりボリュームと数を増やして。
式の後は、パーティ会場に運んで、まとめて飾って最後は花束にしてゲストに配って。
もうひとつは、胸につけるブートニア。新郎以外にも、新郎父、新婦兄、証人を引き
受けて下さった先輩、受付の後輩達、可愛いリングボーイとフラワーガールにも。
用意したブートニアは全部で9つ。
ブーケも含めて白と緑で統一したお花とは対照的に、リングピローに散らした花びら
とフラワーガールの花束は明るい色に。壇上には何も飾らなかったけれども、同じく
らい費用で、お花溢れる式場づくりが完成して。