まるたけスペシャル 「結婚」。結婚にまつわる準備もろもろ一年間のキロク〜にわかウェディングプランナー奮闘記
まるたけスペシャル 「結婚」。結婚にまつわる準備もろもろ一年間のキロク〜にわかウェディングプランナー奮闘記
少なくとも日持ち一週間で、個包装で、配送可能なもの。それでいて、あんこものだけとか、せんべいだけとか
味がかぶらないように…。買って、取り寄せて、試食して。だんだんとサンプル会議みたいになってくる。
最終的に、皆さんにお渡ししたのが下のお菓子。
ゲストの方にお渡しした、おみやげの風呂敷包み。
いわゆる披露宴の引出物ほどタイソウなものではなく、感謝の気持ちが伝えられるプレゼントを考えて、
行き着いたのは、新郎新婦がゆかりのある土地のお菓子の詰め合わせ。
最初に決めたのは、自由が丘の風呂敷専門店『十六夜』(現在は閉店)のプレゼント包装サービス。
風呂敷で包まれたその可愛いフォルムがすっかり気に入って。風呂敷自体もエコな贈り物になるし。
手の内を明かすようだけど、ゲストから頂く会費は5000円。お料理が一人あたり約3500円なので、おみやげに
掛けられる費用は多くて1500円。風呂敷代が630円で、配送料など度外視するとしても、お菓子もトータルで
900円くらいにはまとめたい…。さてお菓子探しのはじまり。
箱詰めまでは自分達の作業。
土曜の結婚式の為には、金曜に教会に入れておかなくては。
金曜に受け取るには、木曜夜には発送してもらう必要が。
木曜に発送するためは、土曜には中身の箱が必要とのこと。
一番日持ちがしない「多満川」の賞味期限は10日間。若干
ぎりぎりの感はあるけれども、金曜夜にそのお菓子を受け
取り、ネット通販で買った白い紙箱、シール、挨拶文とお菓子のうんちくを印刷した手紙を準備して、詰め作業開始。
お菓子が揃っても、箱、箱を留めるシール、中に入れる手紙、持ち帰り袋…。色々と細かいものも必要になる。
ラッピング用品店や梱包資材店、伊東屋や東急ハンズ…。サンプルを山ほど取り寄せて、包んでみたり入れて
みたり。ビニール袋も素材で見え方が違うとか、印刷の度合いがどうとか、にわか開業気分。
おまけコラム④ 披露宴でお渡しした引き出物
J-Periodで購入した富山の真鍮製の花器『そろり』/とらやの『赤飯』/岐阜起き上り本舗の『起き上り最中』
/豊島屋の『福集い』(紅白のこんぺいとう)/風呂敷包みのお菓子詰め合わせ
ご祝儀を頂戴した披露宴は、別に引き出物を用意。ほとんど食べ物なのですが、親族ばかりの披露宴の出席者
の平均年齢は65歳(おおよそ)。持ち帰るのに重くなく、すぐに楽しめてなくなるもの、しかもおめでたさ
満載なセレクションに。ちなみにとらやの赤飯は、注文販売のみの隠れた逸品とか。自分達の分も用意して、
翌日いただきました。美味。
▲写真が残ってないので絵を書いてみましたが、
ちょっとわかりづらいですね
新郎の出身の岐阜から。実家の近くの、優しく懐かしい味
のおせんべい屋さん。
新婦の出身の横浜から。倒産して一度市場から姿を消し、
有志によって復活したハマッ子の愛すべきお菓子。
・『三光堂』のクッキー「松寿千年翠」
二人の好きな京都から。クッキーというよりぼうろに近い
素朴な味と、松の形のおめでたさがすっかり気に入って。
ただ、残念な事に翌年閉店。思い出の店がまたひとつ。
毎年初詣に訪れる浅草から。私のかりんとうの概念をがらりと変えたかりんとう。
本店は浅草寺の裏手ですが、配送代が300円な上に、ポイントもついたので高島屋で購入…。
・『ルージュ・ブランシュ』の「ガレット」。
・『あけぼの』の「多満川」
新生活を始める田園調布からは二つ。老舗和菓子屋と地元で愛されているパティスリーから。
岐阜を含め東海地方には、結婚式の時にお菓子の詰め合わせをくばる風習があるとか。
後から聞いた話なのですが、意図せず実践できて、ちょっと得?した気分。
紙箱を開く、お菓子を6つ入れる、手紙を入れる、封をする。ひとつたりとも「漏れ」がないように…。
これだけの単純作業なのに、やっぱり結構時間がかかり、120個詰め終わったのが、午前3時。翌朝、紙袋抱えて
十六夜さんまで納品…。
そして式前日。有休を頂いたので、朝イチでヤマト配送センターへ。配送センター受取指定なら、遅くても10時
には到着しているはず。どきどきしながら確認すると、ありました。ひとつひとつ風呂敷で包まれていて、とても
鮮やか。大きな段ボール箱3つ抱えて教会へ直行し、無事控え室へ…。ほ。