お宿は、白川郷の集落を離れて車で5分程にある合掌造り『やまこし』。
バスで行った私達は、観光センターまで車で迎えに来て頂きました。
昼のみ営業の蕎麦屋として有名で、全国から客足が絶えないそうですが、
是非宿泊をオススメ。ご夫婦二人が営む、一日3組限定のゆったり隠れ
宿とお料理を満喫できます。
道路建設に伴う移転の際にリフォームしたという建物は、いわゆる昔な
がらの合掌造りではないものの、梁や柱はそのままで、伝統的な雰囲気
と快適な和モダンな内装が同居。コタツが嬉しい客室も広々しているし、
共有スペースでゆったり過ごすのも。置いてある調度品もどれもステキ。
昔ながらの合掌造りでの宿泊にも関心は残るものの、真冬はやはりとん
でもなく冷え込むそうなので、妊婦だった今回の旅には最適で。
この日、隣の部屋にはイタリアからのお客さん達。新宿のハイアットの
コンシェルジェに、この宿を教えてもらって訪れたそう。こんな山奥の
一軒家を紹介するそのコンシェルジェが気になった。
それに負けず印象的だったのがお料理は、殆どおかみさんの手作り。
殆ど、というのは、山菜も野菜も近くの山と畑で収穫したものだと。
さすがに魚やお肉は仕入れてくるようですが、お米も、あちらこちら
に生けてあるお花すら、自分達で育てたものだそう。買わない生活。
自然の生命力とボリュームたっぷりの料理。元気でおしゃべり好きな
おかみさんの、素敵な味も加わって。数年もののフルーツのラム酒漬
で焼くケーキやパンの話なども、嬉しそうに話す姿は、外国の田舎の
おばちゃんのようでもあり。でもやっぱりすべて手作りなんだねぇ。
◀左:山の幸が竹籠に入って
上:いろりを囲んでの夕食
中:もちろん飛騨牛も
下:絶品の打ちたてそば
左:小鉢がたくさんの朝食▶
右:揚出豆腐を朴葉味噌で
岐阜県大野郡白川村荻町1786-3
tel&fax: 05769(6)1165
究極の地産地消。
一日3組限定の宿。
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