こちらで紹介したいろいろなお店は、自分達で開拓した、というよりもガイドブックでよさそうな
ところを回ってたのが、ホントのところ。でも、書店が並ぶたくさんの京都案内本のうち、自分達
のテイストに合う本を眺めるだけでも楽しくて。かわいらしい感性が光っている本、昭和の空気を
伝えてくれる本、乗っている食べ物がどれも味のツボのはまる本…。感謝とレスペクトを込めて。
キーワードは昭和。「散歩の達人」的セレクトで、食堂、洋食、ベーカリー、銭湯
まで琴線に触れるお店ばかり。しかもハズレなしのこの本、さすが京都の出版社。
まるたけhome
イチオシ!オールカラーで装丁も可愛くて写真もたくさん。掲載されているお店の
おさえどころもツボ。取り外しできる地図も見やすくて、さすがマップルの昭文社。
一番最初に読んだ本。ガイドというよりも著者のエッセイ色が濃い一冊で、お店を
紹介しながら、毎月の季節に合わせて文章が流れていきます。ほっと優しい気分に。
500円という価格と軽さも魅力なエイ出版社のムック。網羅しているお店が豊富で
それぞれのエピソードも面白くて。欄外のカフェ&お茶請け店情報も利用価値大。
文芸春秋的な知性を感じるセンスあるセレクションで、街歩きの幅が広がりました。
写真も美しくて。ただ、内容と地図と店情報ページがバラバラで、探すのが大変…。
ガイド本を選ぶひとつの基準は写真の多さなのだけど、この本は別物。イラストレーター平澤さんの空気感溢れるイラストと装丁、写真のバランスが絶妙です。
今ではバリエーション豊かな「地図本」シリーズもこちらが最初。見開き2ページ
に地図とお店の情報をいっぺんに書いてあるだけ。これが見やすい。視点だよねぇ。
サブタイトルは「京都でおあつらえ」。鳩居堂の便箋や若手クリエイターの雑貨、
オリジナル七味唐辛子まで、老舗系からお手頃品まで価格と所要時間が一目瞭然。
文筆家の木村衣有子さんは、当時26歳で写真も装丁も皆20代の方。今のように
おしゃれガイドが書店に並ぶ随分前に出版されている、硬派で味あるカフェ案内。